読了。
あれだけ話題になるほどの書籍ではないと思う。
難関中学・高校・大学受験や、司会国総はじめ難関試験を受験した経験のある人達にとっては、そんなに真新しい受験テクニックはなかったんじゃないかなと思う。
というか、あのテクニックは、読んでも実践しない人がほとんどだろう。もっと単純化しないと実行しようとは思わないよ。
それに、この情報化の時代、あのレベルのテクニックやメンタル対策はもう有名な塾や予備校は解っていると思う。この本を読んでる時間があったら、早く良い塾や予備校に入ってガンガン勉強した方がいい。
『やる気のない人にやる気を出させるためにはどうしたらいいか?』みたいのもあったけど、やる気のない人にやる気を出させることなんてないだろ。
読んでて序盤は興味深く読めたけど、中盤はほとんど斜め読みで、終盤は記憶の部分と国英数の国語の部分だけ興味深く読めた。
この著者はおそらく佐藤優じゃないかな?と思う。専門分野が符号するし、たまに見慣れない言葉を使うところも似てる。賢慮、会読、掬読、得知、分かち書き等々、その他にも普段目にしない言葉が豊かだったもの。
ただ、文章が佐藤優っぽくないんだよな。でも、あのレベルになれば文章のクセを書き分けることなんて容易いからね。
というか、佐藤優は読書猿というより読書ゴリラだよな(失敬)
総じて、良書かというと微妙だとは思うが、一家に一冊あってもいい本だとは思う。
それにしても部厚な本だ。