https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20190504-00560328-shincho-base
これはどうなんだろうね。
海外からみたら日本の少年スポーツの練習量は異常に映る。
超名門運動部で、一年間の休みが一回とか二回とかって所はざらにあるから。しかも朝練もセットで。
野球部なんて修行僧みたいだもん。
まあ、戦前からあった野球、柔道、相撲、は、大なり小なり軍隊式の縦社会と厳しさが常識とされている。それはもちろん指導者に軍隊出身者が多かったというのがその根拠になる。その慣習が現在まで色濃く踏襲されてんだろうね。無論、一時代前に比べて大分緩和されてるけど。
その他のスポーツは戦後民主主義の恩恵を受けているから、異常な縦社会はそこまで酷くない。
以前、どっかで書いたけど、野球人気低下の一番の原因は坊主の強制だと個人的には考えている。思春期の子供達にとって坊主は基本的に嫌だから。
また、サッカーと野球ではどっちがカッコよく見えるかと言えば、一般的にはサッカーの方がカッコよく見える。
サッカーは基本長髪OK。ユニフォームも基本カッコいい。縦社会の厳しいイメージがあまりない。異性にもモテそう。ユニフォーム初め、道具一式も野球に比べて安く済むから親もサッカーを推薦する人が多い。
それに、人間は感情の生き物。ましてや少年達なんて超感情の生き物。必然的にカッコいいと思われるサッカーに流れるのもむべなるかなといったところ。
プロ野球選手の方が将来的には稼げる確率が高いなんて殆どの子供が知るわけないし。
確かに小学生のうちはエンジョイスポーツでいいだろうな。また、練習も土日のみでOK。祝祭日も休みでOKだと思う。そのスポーツで生活していけない子供達が殆どなんだから、他の分野の有意義な体験をする機会を奪ってはいけない。
中学生になると練習量も厳しさもちょっと重要になるな。高校生になるとさらに重要になる。
ただ、練習量と厳しさをどうすればいいかというのも難しいんだよね。個人にも相性があるし、チームにも相性があるから。
早大ラグビー部の清宮監督が黄金時代を作った時の練習時間は確か90分だった。もちろん個人練習やミーティングを加味すれば実質はもっと長くなるけど。それでも、たった90分の練習であんなに強くなれるんかい!って思うよね。元より、才能や理解力に個人差があるってのは言わずもがな。
でも、練習量が上達に比例するというのも真理だからね。もちろん正しい練習方法じゃないとあかんけど。また、正しい練習方法が個々人によって違うというのがスポーツのめんどくさい所でもある。
監督にしたって、超厳しい監督が合うチームもあれば、何でも理詰めの監督が合うチームもあれば、優しい監督が合うチームもあるし、放任主義が合うチームもある。
ただ、エンジョイスポーツでは継続的に勝ち続けることはできない。これは真理。
歴史的に見て、厳しさと規律の甘いチームで、継続的に勝ち続けることができたチームはない。
また、スポーツって教育の一貫でもあるんでしょ?厳しい社会を生き抜いていくために、小・中・高・大とエンジョイスポーツでいいわけがないからね。
おそらくスポーツの指導で【これさえやっておけばいい】という正解はないんじゃないかなぁ。指導は結果論。結果が良ければ優秀な指導者として認定される。
好結果を出すためにも指導者達は優秀な選手達が欲しいだろうね。これは指導者として極めて自然な心理。ド下手くそを育てるのって超大変。本音ではたぶん辞めてくれと思っている。
また、スポーツは勉強みたいにやればやるほど点数につながるというわけでもないからね。やり過ぎることで逆に退化していくこともある。
とにかく、よく分からんのよ、スポーツって。
まあ、とにかく、野球は坊主を禁止にすることだな。そうすれば、競技人口は間違いなく増える。高野連は坊主禁止じゃなく長髪義務のお達しをするべき。スポーツ狩りだと基準が曖昧になるし、いろんな言い訳が出てくるから。
何だかんだいって、高校野球は部活の華。甲子園ほど全国的に有名な高校スポーツ大会はない。全国ネットで年2回も放送してくれるんだから自慢にもなるし、一生の思い出にもなる。また、選手のやる気も他の部活とは違うから充実した部活生活を送ることができる。
これだけの素晴らしいコンテンツがある野球を、少年達が坊主が嫌だからという理由だけで断念するのはもったいなさすぎるよ。
大方、高校野球は長髪義務化へ進展していくだろうな。
野球人気を考えるなら長髪の義務化は絶対。
楽天の岸は坊主が嫌だから、長髪OKの高校を選んだって言ってたな、確か。
真夏の炎天下の甲子園で、ピンチの場面でピッチャーが帽子を取って長髪が【ワッサ~~~~~】って。
ちょっと嫌だけど、仕方がないのかも……、、、😅