中央大学から世界へ!の日記

人間は己の才能を活かし、役割を果たすために生まれてきた。 世界には、きみ以外には誰も歩むことのできない唯一の道がある。その道はどこに行き着くのかと問うてはならない。 ひたすら進め。

三島由紀夫はすごいな

 

衒学趣味でない難解な言葉を適材適所に配置する言語センスや秀逸なレトリック、物事の本質を間接表現により詳らかにする超怜悧な頭脳。

教養がすごすぎてビビる。今の情報化の時代ならまだしも、あの当時にこれだけの教養があるってちょっと考えられない。

三島は間違いなく天才であり瞬間記憶能力者。

もちろん無類の読書家で、読んだ本の内容は全て頭に入っていたとのこと。膨大な蔵書の本棚の何段目にどんな本があって、その本の何ページにはどんなことが書かれているか全部記憶していたらしい。

当時、よく三島と石原慎太郎が文壇においてライバルだと言われていたけど、三島は石原のことを歯牙にもかけていなかった。

太陽の季節】を読んだことがあるけど、何が面白いのかさっぱり分からんかったもんなぁ。

最近、川端康成の【雪国】も読んだけど、どう見ても三島の方が筆力がある。ノーベル文学賞はなんで三島じゃなく川端だったんだろ?と不思議に思った。当時、三島はまだ若かったから川端にやろうとのことだったらしいけど、力がある文士が受賞するのが筋だよね。

日本語大好き、秀逸なレトリック大好き、複雑な人間の心理描写や社会情勢を的確な言葉で緻密に論理構築し、胸がスッとする流麗な表現が大好きな俺にとって三島由紀夫はドストライクだな。全集の購入も考えねばならん。

感動した言葉の一例を挙げると
【病葉(わくらば)】というのがあった。
〈病気や虫のために変色した葉〉という意味。感動したせいか一発で頭に入っちゃった。

あとは【継穂(つぎほ)】も印象的な言葉だったね。〈話を続けて行くきっかけ。言葉をつぐ機会〉という意味。〈へぇ~~~〉って思っちゃった。今までは【会話が止まっちまったじゃねーかよ!何かネタねーのかよ!】って言ってたけど、これからは継穂という言葉を使おう。

加えて、三島を読んだ後に初めて松本清張を読んだんだけど、ずいぶん読みやすい。スラスラ読める。三島は難解な言葉が頻出するからスマホのバッテリーの減り具合がハンパなかったけど、松本清張は数えるほどしか調べていない。

どこの図書館でも松本清張全集は本棚に権高たる様相を呈して鎮座しているから、

【どんだけ難解な本なんだろ?】

と思っていたら簡単だった。

最初は、そんなに面白いとも思えなかったから、キリのいい所で中断して松本清張を読むのは金輪際やめようと思っていたけど、途中から面白くなって止まらなくなり、結局最後まで一気に読んでしまったな(笑)

松本清張全集の購入も考えねばならん。

単純だろ?(笑)

ただ松本清張全集の文字は小さすぎるのがネックなんだよな。あの小さすぎる文字を見て〈読むぞー!〉とは思えん。

埴谷雄高全集のような書体やフォントサイズが好き。

どうしようかな?